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オーストリアに学ぶこと……それは林業のチカラ(Business Media 誠)

 水力資源に恵まれるオーストリアは欧州諸国の中でも飛び抜けて再生可能エネルギーの利用比率が高い。再生可能エネルギー大国といっても過言ではない。

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 しかしEU(欧州連合)の再生可能エネルギー指令(2001/77/EC)はさらなる引き上げを求めており、オーストリアは国内消費電力に占める再生可能エネルギーの割合を2010年中に78.1%まで引き上げることを目指している。例えばドイツの同割合は現在15%程度であるから、その値がいかに高いかが分かる。

 だが、これ以上水力発電を新規開発するのは難しい。どうしてもほかの電力源が必要であり、その代表格が風力だ。西部のブルゲンラント州は2010年中に州内の電力を再生可能エネルギー100%で供給し、その3分の2を風力発電でまかなう意欲的な方針を立てている。

 オーストリアにとって、もう1つ有望な再生可能エネルギー資源が木質バイオマスである。オーストリアは昔から林業が盛んで木に親しむ生活スタイルが定着しており、近年、これに木質バイオマスの視点が加わった。今回の時事日想は、オーストリアの木質バイオマス利用と林業事情をレポートする。

●古くて新しい木質バイオマス

 「木質バイオマス」と書けばずいぶん堅苦しく感じるが、人は昔から「薪」という形で木材燃料を利用してきた。単純化すれば、現在脚光を浴びている木質バイオマスは薪の延長上にある。

 オーストリアの昔の家には薪ストーブが備えられていた。熱を蓄えられるよう厚めの石やタイルが用いられ、居間か家長の部屋にあるのが一般的だった。こういった薪ストーブのある部屋が、家の中で唯一暖房された部屋であり、冬の内職から家族のだんらんまで、皆その部屋に集まってきたそうだ。

 現在の薪利用はもっぱら暖炉が多く、田舎へ行けば壁際に積み上げられた薪をよく見かける。本格的な暖房として使っているのか、あるいはインテリアとしての暖炉なのかはケースバイケースだが、燃料としての木質バイオマス利用が今もごく普通に続けられている。

●無駄のない木質バイオマス利用

 製材所も集約化が進み小規模家族経営の製材所は経営が苦しいそうだが、それでもオーストリアの田舎では小さな製材所ががんばっている。木材は特に隣国イタリアへの輸出が盛んだが、国内消費も旺盛で木材建築ひとつとってもその質の高さを垣間見ることができる。

 写真1は一種のログハウスであるが、丸太を組み合わせたものではなく角材を組み合わせて建てられたもの。キャンピング場などに建つ特別の建物ではなく、ごく普通の農家の母屋である。一般的な「木造住宅」のレベルを遥かに超えた「純木造住宅」であろう。

 オーストリアにおいて林業が盛んになった理由は、その自然条件に負うところが大きい。平地の少ない自然条件の中で行なえる代表的な第一次産業は「林業と畜産」。今も林業と畜産を兼業する中小農家は多く、彼らは自分で木材の切り出しまで行なってしまう。牛乳の卸売価格が極端に安い昨今、中小農家にとって林業の魅力は相対的に高まっている。

 林業のさらなる追い風が、木質バイオマスの需要拡大と公的補助の拡充である。これまでは薪にするしかなかった端材、枝、そして利用価値の乏しかった樹皮といったものをチップにすれば木材燃料として価値が生まれる。小型の木材チッパー機を木材切り出しの現場へ持って行きその場でチップにしてしまうから、林業のゴミ「林地残材」が残らず、健康できれいな山を保つことができる。

●省力化が時代の流れ

 1本の木を切り倒して丸太にする際、枝や樹木の先端部など邪魔な部分を切り落とすわけだが、これが全体重量のおよそ50%に相当する。作業システムや林道の整備状況の違いから、日本ではこういった部分が山に残されることが多く、これがいわゆる林地残材だ。日本でも木質バイオマスの需要が喚起され林地残材に経済価値が付くとなれば、おのずとその量も減少するはずだ。

 オーストリアと日本の林業システムで特に異なるのは、切り出した木の集材方法だ。オーストリアの森は傾斜地が多いため材木搬出用トラックまで木を集めるのに、架線集材という方法をとることが多い。100メートルから数百メートルのワイヤーを空中に張り、そのワイヤーに集材機をぶら下げて木を集めてしまう。

 オーストリアも人件費が高いため、傾向として林業も省力化と自動化が進んでいる。この点、状況は日本の林業と共通性がある。

●地産地消型の資源

 木質バイオマスは地産地消型のエネルギー源である。そもそも木材チップや木材ペレットはかさばるから長距離輸送には向かないし、輸送燃料が多量に必要であれば「何のための再生可能エネルギーか?」ということになる。

 もう1つの特徴は、中小林業農家や(こう書いては語弊があるが)林業しかない土地にもビジネスチャンスが生まれるということ。日本では産業としての林業が長らく放置されてきたが、荒れた森・荒れた山をどうにかしなければならないという政治的機運の中で、その重要性が再認識されるようになってきた。林業を魅力ある産業に育てようと思う時、日本にとってオーストリアの状況はおおいに参考となるはずだ。

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<訃報>加藤克巳さん94歳=歌人(毎日新聞)

 短歌にモダニズム精神を取り入れた歌人の加藤克巳(かとう・かつみ)さんが16日午後11時15分、心不全のため死去した。94歳。葬儀は23日午前11時、さいたま市桜区下大久保1523の1の浦和斎場。喪主は次男正芳(まさよし)さん。

 京都府生まれ。1933年に国学院大入学後、新芸術派短歌運動の一環として「短歌精神」を創刊。37年に第1歌集「螺旋(らせん)階段」を刊行し、超現実的な手法を初めて短歌に導入して高く評価された。戦後の47年、近藤芳美、大野誠夫らと新歌人集団を結成し、短歌の新生面を切り開いた。53年、歌誌「近代」を創刊(後に「個性」)。2003年に終刊するまで主宰を務めた。

 70年、歌集「球体」で迢空賞。86年、「加藤克巳全歌集」で現代短歌大賞。「現代短歌史」「鑑賞釈迢空の秀歌」など、評論も多い。91年から4年間、現代歌人協会理事長を務めた。代表歌は<永遠は三角耳をふるわせて光にのって走りつづける>。

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放鳥トキの産卵確認=一度やめたペア-環境省(時事通信)

 環境省は7日、新潟県佐渡島に巣を作り、産卵した可能性が高いとみられていた放鳥トキのペアの巣に卵が1個あることを確認した。同省によると、一度卵を抱くのをやめたペアで、卵の目視確認は2ペア目という。
 7日午前8時15分ごろ、巣から約300メートル離れた地点から同省職員が目視で確認した。
 同省によると、このペアは昨年秋に放鳥された4歳の雄と2歳の雌。産卵したとみられる巣から4月12日に離れ、卵を温めなくなったが、同25日ごろ、別の場所で営巣を開始。同30日以降、産卵時の特徴である雄と雌が交代して巣に座り込む姿が確認されていた。 

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